コスパで読み解く、第5回ケモインフォマティクス若手の会~発表を聴くだけが学会ではありませんよ!~

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2017年5月16日(火)の第5回ケモインフォマティクス若手の会@渋谷ヒカリエ に参加してきました。わたしはコアメンバーの1人なので運営サイドでもあります (最初にあいさつさせていただきました)。渋谷ヒカリエという、サイエンスの学会としては珍しい場所なのは、同じくコアメンバーの1人であるDeNAライフサイエンスの久保さんの粋なはからいです。とても素敵なところでした。

具体的な報告は、ケモインフォマティクス若手の会のウェブサイトにいずれ載ると思いますので、ここでは『コスパ』 一点にしぼって今回の若手の会を振り返ってみます。

コスパ、つまりコストパフォーマンスは、よく食べものとか料理とかで使われますよね。この料理はコスパがいいとか悪いとか。値段のわりにおいしくて満足すると、コスパがいい、となるわけです。

つまり、

コスパ = 得られたもの ÷ コスト

です。料理のコスパのことをいうときは、コストは払ったお金ですね。

若手の会のコスパを考えてみましょう。今回、若手の会の参加費は無料でした。コスト=0でしょうか?

違います。今回の若手の会は、13時から18時まででした。つまり5時間ものあいだ、拘束されていることになります(移動時間は含めていません、きっと移動中も有意義に過ごしているでしょう)。5時間あれば、コンビニでバイトすれば5,000円くらい稼げますし、論文も初稿くらいできるわけです。それくらい大事な時間をかけて、学会に参加したことになります。

つまり、

若手の会のコスパ = 得られたもの ÷ 時間

となります。

次に、一般的な学会において、得られるものを下げてしまう要因をあげてみます。

  1. 偉い(と見える)人に圧倒されて、話されたことをすべて鵜呑みにしてしまう
  2. 質問できない
    (補足) せっかくの質問力を上げる機会があるのにもったいない!そして、よい質問は話題を広げ、議論を深めます。得られるものが多くなるわけです。
  3. 友達ができない
    (補足) 学会参加の目的の1つは、学会で友達、特に優秀な友達を作ること。これは昔から長嶋雲兵先生から口酸っぱく言われてきました。今ではわたしもそう思っています。実際、国内・海外にかかわらず、今でも連絡を取り合っている友人もいます。
  4. 眠くなる、寝てしまう
    (補足) 眠い時間、寝ている時間は、疲れはとれますがそれ以外得られませんよね。

若手の会ではどうでしょうか。まず 1.は、若手しかいませんので関係ありません。

2. 3. についてはアイスブレイクが効果的でした。ハグルというゲームです。山﨑さんがぜひやりましょう、ということで、山﨑さん自身で若手の会の人数でも30-40分で終わるようにルールを調整され、結果大成功でした。ハグルはざっくり説明すると、歩きまわって参加者の人たちとコミュニケーションを取りながら、自分の点数を上げるゲームです。これにより緊張がとけリラックスでき雰囲気がよくなり、次のグループディスカッションでも質問しやすくなり、休憩時間や懇親会で友達も作りやすくなったわけです。

4. についても、アイスブレイクに加えて、グループディスカッションにして質問したり話しやすくすることで眠くなる時間を減らせたと思います。

サイエンスの学会でゲームなんて、はじめて聞いた方もいるかもしれません。ハグルをしていた30-40分を使えば、グループディスカッションの時間をもっと増やせるだろう、という人もいるでしょう。ただ、大事なことは、5時間の間に何が得られるかです。30-40分を使って、上の学会において得られるものを下げてしまう要因である2. 3. 4.を解消することで、5時間みっちりやるより、得られるものは格段に大きかった、と考えています。

つまり、若手の会はコスパの高い学会であった、というわけです。

他の学会でも参考になれば幸いです。

ちなみに、自分の発表のグループディスカッションでは、いろいろな方向に議論が発展し、要望などのご意見もいただくことができ、とても有意義なものでした。ちなみにグループ内で寝ている人はいませんでした!

なお、上のお水で喉を潤しながらディスカッションしました。

以上です。

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