研究室

事実と解釈を分けて考える (モデルの解釈の話ではありません)

研究に関する議論をしたり、研究発表を聞いたり自分でしたり、研究論文を読んだり自分で書いたりするときに気をつけていることの一つとして、事実と解釈を分けて考える、ということがあります。例えば回帰モデルの予測精度の話で、あるモデルを用いてテストデ...

r2, RMSE, MAE は手法やモデルを比較するための指標です

講演会や金子研オンラインサロンにおいて、よくある質問の中に、 r2 はいくつ以上だったら良いモデルですか? RMSE や MAE がいくつ以下だったら良いモデルですか? といったものがあります。結論からいえば、r2, RMSE (Root-...

協奏的な有機合成反応における機械学習手法と、既存の収率を超越する触媒設計手法を開発しました![理化学研究所&金子研の共同研究論文]

理化学研究所と金子研における共同研究の成果の論文が ACS Omega に掲載されましたので、ご紹介します。タイトルは Design of Experimental Conditions with Machine Learning for ...

データセットの空欄を埋める方法

データセットにおいて、空欄があるときがあります。 すべてのサンプル、そしてすべての特徴量に値が準備されているわけではなく、穴あきのデータセットということです。データ解析や機械学習をするためには、まずこの空欄を埋める必要があります。もちろん場...

データ解析や構築したモデルの目的によって特徴量や手法は異なる

データセットを準備して、説明変数 x と目的変数 y との間で回帰モデルやクラス分類モデル y = f(x) を構築して、そのモデルを活用する、といったことはあります。このときモデルの予測精度は非常に重要です。予測精度を向上させるために、x...

特徴量間の関係をすべて考慮してモデリングしたいならGMM

回帰分析やクラス分類では、説明変数 x と目的変数 y があり、x と y の間でモデル y = f(x) を構築します。モデルを用いて、x を入力して y を予測したり、y が目標値になるような x を設計したりします。ここでは、いろいろ...

データセットに不要な特徴量があることよりも、重要な特徴量がないことの方が問題です

説明変数 x と目的変数 y の間のモデル y = f(x) について、モデルの予測精度を向上させようとするとき、x の特徴量の検討は非常に重要です。データ収集のときに適切な特徴量のデータを集めたり、データ収集後に特徴量を適切に変換したりす...

測定条件・分析条件・評価条件の異なる物性や活性のデータの扱い

説明変数 x と目的変数 y の間で、機械学習によりデータセットからモデル y = f(x) を構築することがあります。y として物質の物性や活性が用いられますが、例えば温度や圧力といった、物性や活性の測定条件・分析条件・評価条件が異なるデ...

いただいたアドバイスの一番の有効活用方法は、まずアドバイス通りにやってみることです

データ解析や機械学習を活用した分子設計・材料設計・プロセス設計・プロセス管理などの研究や開発をしているときに、他の人からのアドバイスを求めるときがあると思います。アドバイスをいただいたときに、そのアドバイスの一番の有効活用方法は、アドバイス...

データ解析や機械学習をするときは、常に目的を意識しましょう

データセットがあるとき、例えば説明変数 x と目的変数 y の間で機械学習によりモデル y = f(x) を構築します。モデルに x の値を入力することで、y の値を予測でき、予測結果を活用します。このように機械学習によりデータセットを有効...
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