就職活動に臨むときの考え方についてのアドバイス、それを身につけるためのトレーニング法

新しい学部4年生や修士2年生など、すでに就職活動が始まっていたり、4月から本格的に就職活動がスタートする人がいると思います。そんな人たちに向けた、就職活動する前にこんな考え方をした方がいいよ、というアドバイスです。また、そのような考え方を身につけるためのトレーニングについても書きます。

ちなみに、わたしは民間企業の就職活動をほとんどしたことがありません。昔、学部4年生のときに少しして、いくつか面接を受けたくらいです (一応、面接に落ちはしませんでしたw)。あとは、アカデミック関係の就職活動を少ししました。

なので、就職活動の戦略とかテクニックとか、具体的なアドバイスはできません。自分で研究室を運営したり、過去にいろいろなコミュニティに所属したことがあったりすることをふまえての、マインドセット (考え方) のアドバイスです。

そもそも、人がある企業に就職する、ということは、企業の中の人がその人を必要としている、ということです。必要ない人は雇いませんよね。

どんな人が必要かというと、企業に価値を生み出してくれる人、です。その価値の対価として、その人に給料が支払われるわけです。

なので面接ですべきことは、自分ならその企業にどんな価値をどれくらい生み出せるか、について相手に正確に伝えること、になります。

そこで、自分が企業 (の中の人) に貢献できる価値をまず明確にしなければいけません。その企業でどんな人が必要とされているのか、分かっておかないとダメなわけです。

ただ、相手がどのようなものを価値あるものとしているか、考えるのは難しいですよね。なので、就職活動前に、そのトレーニングをしたほうがよいです。

そこで次はトレーニング法についての話です。

4年生にもなれば、いろいろなコミュニティに所属していると思います。

  • 大学のサークル
  • 趣味のコミュニティ
  • 地域のコミュニティ
  • スポーツのクラブチーム
  • 大学の研究室

などです。その所属しているコミュニティを組織ととらえて、人を一人雇えるお金が月々30万円あったとしたら、どのような人に働いてほしいかを考えてみましょう。

たとえば理系の新4年生ですと、研究室に配属になります。研究室のコミュニティに入るわけです。研究室内のことや、実験内容・シミュレーション内容に詳しくなるについてれ、研究室がどのようなに組織か分かってくると思います。そしたら、その研究室でどういった人を月30万円で雇いたいか考えるわけです。つまり、その研究室でどんな価値が必要とされているのか、見極めるわけです。

自分が深く所属しているコミュニティであれば、そのような価値を考えることは、そこまで難しくはないと思います。自分が必要とする人を考えればよいわけですから。

先ほどの研究室の例でしたら、研究室主催者とその研究室が必要とする価値・人について話し合ってもいいですね。

そして、自分の所属するコミュニティでトレーニングしたら、そこで得られた考え方を、いろいろな企業に当てはめて横展開すればよいわけです。企業で必要とされている価値を見極めるため、どのような情報が必要か、きっと分かるでしょう。

以上の流れをまとめると以下のようになります。

  1. 自分の所属するコミュニティにおいて月々30万円でどのような人を雇いたいか考える
  2. その人は所属するコミュニティにどんな価値を生み出すか考える
  3. 就職したい企業においてどんなことを価値とみなしているか、必要とする人はどんな人か、について考える

 

就職活動、頑張ってください。

 

 

以上です。

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