2017年11月29日に応用化学科のポスター発表会がありました。これは、学部4年生・修士過程 (博士前期課程) の学生・博士課程 (博士後期課程) の学生といった、研究室に配属されている学生のほとんどが、それぞれポスター発表を行うものです。
明日は応用化学科の一大イベントであるポスター発表会です。200枚以上のポスターが集結し、学生たちの発表が行われます。わたしも学生たちとの議論を楽しみたいと思います。
— Hiromasa Kaneko/金子弘昌 (@hirokaneko226) 2017年11月28日
もちろん金子研の学生も、自分の研究や金子研についてポスター発表をしていました。
ポスター発表会前のひととき pic.twitter.com/YUSDCYCgZU
— Hiromasa Kaneko/金子弘昌 (@hirokaneko226) 2017年11月29日
応用化学科の教員・学生ならば、受付で秘密保持に関する確認書に誓約して、発表を聴くことができます。応用化学科の1年生・2年生・3年生も発表を聴きに来ていまして、特に3年生は、これから入りたい研究室を選ぶことから、各研究室の研究内容・様子を確認するため、ほぼ全員が参加していました。そんな3年生のため、各学生の研究内容のポスターだけでなく、研究室紹介のポスターもあるわけです。研究室紹介のポスターも学生が作成し、それぞれの研究室で素敵なポスターが並んでいました。
わたしも当日ポスター発表会に参加しまして、いろいろな学生との議論を楽しみました。全部のポスターの発表を聴きたかったのですが、時間的制約もあり20枚ちょっとしか見られなかったのが残念です。来年度また頑張ります。ただ、各研究室や (20人ちょっとですが) 各学生の研究内容を理解でき有意義でした。同じ建物・同じフロアに研究室があっても、わからないこともありますからね。
わたしの感想としては、細かい研究内容についてはここには書けませんが、こんな感じです。
- 全体的に楽しかった (小学生の感想)
- 研究室ごとにいろいろな研究があり、研究室内でもさまざまな研究テーマがあり、発表に付いていくのが大変・・・
- 学部4年生でも、結構難しそうな研究をしている学生がいた
- ばらつきはあるものの、平均的にポスター発表のレベルは高い
- ただ、学生ごとのポスターの個性が残されていることから、学生同士の発表練習を積んできたのだろう
- そんな中でも、やはり博士後期課程のポスターのレベルは高い
- ポスター発表の盛り上がりには、学生ごとに濃淡があった (発表者の皆さんは声かけを頑張ったほうがよいと思います!)
ポスターを作ったり発表したりする学生としては、いろいろな人と研究内容について議論でき視野が広がるのはもちろんのこと、ポスターという 一つのまとまった形 にすることで、これまでの研究を整理できるというメリットがあったのではないでしょうか。ポスター作成や発表を通して、いろいろな気付きがあったと思います。ぜひそれらを今後の研究に生かしてください。
3年生の研究室配属
話は変わりまして、ポスター発表会と同じ日に、3年生が配属を希望する研究室の調査が行われました。
昨日はポスター発表会の後に、3年生の希望研究室調査が行われました。結果は明日の 15:30 公開です。
— Hiromasa Kaneko/金子弘昌 (@hirokaneko226) 2017年11月29日
研究室配属に関するわたしの考えはこんな感じです。
全員が第一希望の研究室に行けることが、(難しいですが) ベストと思います。ただ、研究室選び以上に、卒業後に “配属になった研究室での研究生活は最高の一年だった!” と思えるようにこれからどう過ごか、のほうが大事と思います。
— Hiromasa Kaneko/金子弘昌 (@hirokaneko226) 2017年11月29日
もちろん、どうしようもなくなったときは逃げる、という選択肢ももっておくとよいです。
— Hiromasa Kaneko/金子弘昌 (@hirokaneko226) 2017年11月29日
わたしが学生で3年生のとき、研究室選びではジャンケンでした。希望でない研究室に行く確率を下げるため、希望者の少ない行けそうな研究室から選んだわけです。ただ、その当時の助教の先生のお陰もあり、楽しい研究生活を送れました。
わたしも学生にそう思ってもらえるようこれからも精進します。
— Hiromasa Kaneko/金子弘昌 (@hirokaneko226) 2017年11月29日
第一希望の研究室に入れた学生も そうでない学生も、実際に研究室に入ってみたら、多かれ少なかれ考えていたのと違うことがあると思います。ただ、ポスター発表を聞いて感じたことですが、どの研究室でも世界で最先端の研究ができます。そして研究室生活は、これまでの大学生活より、自由度は高いはずです。その最先端の研究ができる、自由度の高い環境の中で、卒業するまでに自分を成長させるのもさせないのも、自分次第の割合が大きいのです。ぜひ、卒業するときに、“配属になった研究室での研究生活は最高の一年だった!” と思えるような、これからの過ごし方をしてほしいと思います。
わたしの研究室に入っていただいた学生たちには、最大限そのサポートをさせていただきます。
ただ、自由度が高いといっても、自分の頑張りではどうしようもない状況もあるかもしれません。そんなときには、ただただ我慢して過ごすのではなく、逃げ道を用意しておくのが、精神衛生上よいと考えています。我慢しすぎないように!
やはり、わたしは明治大学一年目ということもあり、また分離化学工学・応用化学実験4・化学情報実験Dといった3年生の講義・実験を多く担当していることもあることから、今の3年生には思い入れがあります。どの研究室に配属になった方々も、これから楽しい研究生活を送ることを祈っています。
来年度、4年生としてポスター発表するときに議論するのを楽しみにしています!
以上です。
質問やコメントなどありましたら、twitter, facebook, メールなどでご連絡いただけるとうれしいです。