内容・結果を再現できる情報を発表スライドに入れよう!

口頭発表やポスター発表といった学会で発表する際のお話です。口頭発表の流れはこちらに書いた通りです。

学会での研究発表 (口頭) の一般的な流れ
学生のころから学会において研究発表をする人もいらっしゃると思います。今回は、学会発表での話の流れについてまとめました。人や場面によって多少変わることもありますが、一般的な流れはこちらです。 自己紹介 発表の概要 背景 問題点 目的 方針 手...

 

ポスター発表でも同じような項目をポスターに記載することになります。

発表スライドやポスターを作成する際に、どこまで細かい情報をスライドやポスターに記載するか、悩む人もいると思います。基本的には、「結果と考察」における結果を再現できる情報は記載するようにしましょう。

そもそも学会発表は、共著者を含む発表者がこれまで研究してきた成果を発表するものです。その成果が他の人でも再現できなければ意味がありませんし、そもそも成果とは言えません。

聞く人が「今の情報だけでは結果を再現できない」といった結論に至ることもありますし、再現しようとして実際に再現できる・できないということもあります。結果を再現できるかどうかを含めて議論する必要もあります。

結果の再現性は研究成果を語る上で非常に重要なファクターです。そのため、学会発表における発表スライドやポスターには、少なくとも発表者が再現できると考えている情報を記載する必要があります。

何か手法について提案した場合は、その手法を再現できるアルゴリズムを記載する必要があります。部分的に既存の手法を使用した場合は、その手法を詳細に発表するか、もしくは参考文献として記載するかのどちらかになります。どちらにするかは発表時間や他の内容を含めて調整します。

ちなみに、結果についても基本的にたくさんの結果があると思いますが、結果については考察を発表できるのに十分なものを記載することになります。

発表スライドやポスターを作成する際の参考になればと思います。

 

以上です。

質問やコメントなどありましたら、X, facebook, メールなどでご連絡いただけるとうれしいです。

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