分離化学工学では毎回Googleフォームで学生に講義のアンケートをとっています。その中の項目に、
- 講義の難易度はどうでしたか?
- 講義の理解度はどうでしたか?
というものがあります。第一回目と第二回目の講義の結果は下のようになりました。
○講義の難易度はどうでしたか?
・第一回
・第二回
○講義の理解度はどうでしたか?
・第一回
・第二回
まとめると、第一回目で『普通だった』・『だいたい理解した』が多かったのに対し、第二回目で『難しかった』・『半分くらい理解した』が増えたのです。もちろん第一回目より第二回目のほうが講義の内容が難しくなっているので、『難しかった』が増えるのは当たり前ですが、『だいたい理解した』ではなく『半分くらい理解した』が多いのは反省しなければいけません。
ただその対処法のヒントも、実はアンケート結果にありました。講義の感想に
- 少し進むのが早いです
- 問題を解くのに時間をかけてしまい後半の講義をあまり聞かなかった
- 今回の問題は難しかったです
- 法則の説明は分かりやすかったのですが、問題の難易度は高かったです
- ヒントのようなスライドがあると解く意欲が湧くのでやってもらいたいです
- インプットして理解した気になっていてもアウトプットがうまくできず、難しいと感じました
とあったわけです。講義の話を聞いてインプットするだけでなく、それを真のインプットとするために同時にアウトプットすることを狙って、途中に問題をはさみながら講義をしていましたが、インプットとアウトプットとの間に隔たりがあったようです。
なので3回目では
- 最初に復習の時間をとり学生の理解度を上げてから始める
- 問題にヒントをつけて学生が最初にアウトプットしやすいようにする
- 問題の時間を多めにとる
で対応したいと思います。第三回目のアンケート結果はどうなるか・・・。
以上です。