たくさん論文を読んでアイデア・バックグラウンドを固めよう!

データ化学工学研究室では、論文をたくさん読むことを推奨しています。

たくさん論文を読もう!
学生を含む研究者は、たくさん論文を読むと研究のアイディアにつながると思います。研究者は、研究成果が得られたら論文で研究成果を発表します。論文は研究成果の宝庫であり、また研究成果は何らかの研究アイディアに基づいて得られていることからも、研究の...

 

論文はアイデアの宝庫であり、論文にあるアイデアをそのまま使えるわけではありませんが、その周辺に自分にも大いに活用できるアイデアが埋まっていることが多いです。また、そのアイデアに基づいて新しい手法を開発した場合には、もちろん実際のデータを解析することでその手法の検証を行うわけですが、検証もいくつかピックアップしたデータセットでしか実施できず、すべてのデータセットで検証できるわけではありません。そのため、別のデータセットで有効かという懸念がゼロにはなりません。また、研究費の申請をするときなど、アイデア段階のときには、そもそも検証ができていません。

過去の論文に自分のアイデアと似たアイデアがあったり、同じアイデアを別の分野ですでに応用されていたりして、そのアイデアに基づく手法の検証が別のデータセットや別の分野で行われているのであれば、今回の手法についてもそのデータセットや分野におけるメリットと同様のメリットがあると考えられます。このように過去の論文によって、バックグラウンドとして自分のアイデアや手法の有効性・可能性を保証することもできます。

ぜひ論文をたくさん読んで、その中にあるアイデアを参考にしたり、バックグラウンドとして自分のアイデアを補強したりするような形にすると良いと思います。

 

以上です。

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