表現力向上のための研究要旨の作成 [研究室の学生向け]

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今回は完全にデータ化学工学研究室 (金子研) 内の話です。こちらの、研究スキル・研究能力を構成する15の力の中で、表現力についてです。

研究スキル・研究能力を構成する15の力
データ化学工学研究室 (金子研) では学生の成長を最優先に考えていることはこちらに書いたとおりです。 学生が成長して、研究スキ...

相手に伝えたいことを、相手のバッググラウンド (背景・専門分野・レベル) を考えて、文字や図などで分かりやすく論理的に表現する力

学部四年生や修士の学生が、自分の研究内容や研究成果を文章で表現することについて、その力を向上させる機会の一つは、卒業論文修士論文と思います。ある程度の時間をかけて、まとまった量の文章を書く中で、表現力が向上するわけです。

ただ、特に学部4年生にとって、いきなり卒論のような大作を書き上げるのは難しいものがあります。また、卒論・修論では、やはりページ数を多くしたい気持ちが出てきてしまうため、細かい部分の論理構成や表現については、おろそかになってしまいがちです。

研究成果が出てきて学術論文を書くときにも、文章力が高いことに越したことはありません。

金子研では、表現力向上のため、学術論文を読むだけでなく、読んだあとに300字程度で文章としてまとめることを、毎週行っています。これだけでも、論理的な文章を書くクセはつくと思いますが、さらなるステップアップのため、明治大学応用化学科のイベントにあわせて、学生自身の研究の要旨を作成する課題を設定しました。

要旨の一枚あたりのサイズはA4です。枚数はだんだん増やしていく形で、以下のようになります。

ポスター発表会 (10月ころ) まで

  • 学部4年生:2枚
  • 修士1年生:6枚
  • 修士2年生:10枚

卒業研究発表会・修士論文発表会 (2月ころ) まで

  • 学部4年生:4枚
  • 修士1年生:8枚
  • 修士2年生:12枚

最初は2枚と少ないですが、まずはその中で論理的で分かりやすい文章を、学術論文の構成で書けるようになることが大切です。そして、徐々に枚数を増やしていき、修士に進学して修了するころには、フルペーパーを書くのと同じくらい、もしくはそれ以上の文章力が身につき、学生自身の研究を説明できるようになる、というわけです。

自分なりに完成したら、わたしと一緒に確認して、修正があれば修正して、修正がなくなるまで確認&修正を続けます。なお、”自分なりに完成” とは、以下のチェックリストにすべてチェックできた状態です。

“自分の力で” 適切な論文・要旨を書けるようになろう!~金子研における学生のための論文・要旨チェックリスト 12項目~
2017年度4月に発足したデータ化学工学研究室 (金子研) ですが、お陰さまをもちまして、学生が2018年3月の学会で発表するまでに至りまし...

完成した要旨は、オンラインサロンで公開することを考えています。

プロセス・マテリアルズ・ケモインフォマティクスオンラインサロン (金子研オンラインサロン) をやっています!
金子研の外部の方向けに、金子研主催で無料のオンラインサロンをはじめました。slackでやりまして、オンラインサロンのメンバー登録やサロン内で...

とりあえずはこれでやってみます。

以上です。

質問やコメントなどありましたら、twitter, facebook, メールなどでご連絡いただけるとうれしいです。

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