どうしてデータ化学工学研究室(金子研)にはコアタイムがないのか

データ化学工学研究室(金子研)にはコアタイムがありません。来るもの拒まず、去るもの追わず、といった感じです (ちょっと違う?)。とにかく、平日の何時から何時までは研究室にいてください、といったものがないのです。

シミュレーション系の研究室だからこそ、コアタイムなしにできると思います。やっぱり実験系ですと、学生の安全・安心のためにも、実験中 教員・スタッフは同じ場所にいたほうがよいですし、そうなるとコアタイムがあるのは仕方ありません。そういった面では、シミュレーション系の研究室として恩恵を受けています。

もちろんシミュレーション系の研究室にもコアタイムをつくることはできるのですが、つくっていません。わたしの中に、

自分の時間は自分が管理するもの

という考えがあるからです。もちろん、学生全員が最初から完璧に自分の時間を管理できるわけではないでしょう。ただ、学生の間という、自由度の高いときに、たとえ失敗しながらでも、自分の時間を管理するトレーニングするのはよいことと思います。

会社員になったらそんなトレーニングをするのは難しいでしょう。基本的には就業時間に会社にいなければなりません。

もちろん、フレックス制の会社では、自分の時間を自分で管理することができます。というか、管理しなければなりません。そんなときに困らないように、学生の間に自分の時間を管理するトレーニングしておくとよいと思います。失敗するリスクは、社会人より小さいですからね。

 

自由度の高い中で自分の時間を管理できるとメリットもあります。というかメリットばかりです。

一番大きいのは、他の人の行動に合わせなくて済む、ことではないでしょうか。

朝や夕方といった、電車が混む時間帯の移動をやめて、比較的空いている時間に電車にのることができます。

雪の日とか風が強い日とか、電車など交通機関を利用したり外で歩いたりするのが危ない日には、移動を控えることもできます。

テーマパークやショッピングモールに行くにしても、土曜日・日曜日といった家族連れやカップルで混んでいる日に行くのを辞めて、比較的空いている平日に遊びに行くこともできます。

 

コアタイムがないデメリットは今のところ感じていません。というか、テクノロジーが解決しているのだと思います。

学生の研究の進捗状況は週に一度確認すれば十分ですし、急に学生と連絡を取りたくなったときには、slack でサクッと済ますこともできます。

一度、ゼミの日に大雪が降ったときには、学生たちは大学に行かず、代わりに Skype でゼミをやったこともありました。

 

そんなわけで金子研にはコアタイムがありません。

 

以上です。

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