退路を断つため、決意表明します。データ化学工学研究室(金子硏)のメンバーで1つのグループとして、第4回 IT創薬コンテスト:「コンピュータで薬のタネを創る4」に参加することに致しました!
このコンテストで参加グループは、与えられたおよそ250万(2,500,000)化合物のなかから、与えられた標的の蛋白質の機能をより阻害する化合物を (コンピュータを使って) 400個、順位をつけて選択します。そして主催者側が、選ばれた400化合物の中から有望そうなものについて、実際に化合物の阻害活性を分析し、その結果がよい化合物を選んだ参加グループが表彰される、というわけです。
参加する理由として、もちろんコンテスト自体が面白そうだから、ということもありましたが、ウェブサイトの
コンテストと銘打ってはいますが、勝敗を決めるのは二の次で、むしろ、大学生・大学院生・創薬にかかわる研究者に、「自分たちで化合物を選択する。そのアッセイ結果が実際にフィードバックされる」という過程を経験してもらうことでIT創薬に関わる人材の育成をしていくことを目的としています。
に
素晴らしい!!
となったためです。コンピュータを使った創薬に関係する研究者は、自分で設計した化合物の実際の分析結果が得られる といったフィードバックをいただける機会はめったにありません。とてもよい経験になります。研究室の学生たちも、プログラミング課題の延長線上としてコンテストに取り組めますしね。
そして学生に相談した結果、よし、やりましょう!となりました。
まだ、トレーニングデータの化合物の収集と、トレーニング化合物および与えられた250万化合物の構造記述子の計算しかしていませんが、学生3人と協力して、4人でよさそうな化合物を締め切りまでに選びます。三人もとい四人寄れば文殊の知恵、というやつです。
分析結果が公表されるのが11月ころとのことなので、そのころまた報告します!
以上です。