2018年2月2, 3日に、明治大学応用化学科で卒業研究発表会があります。4年生一人ひとりが、卒業研究について口頭で発表し、その後に聴衆の人たち質疑応答するわけです。
卒業研究発表会では、優秀な発表をした学生に対する賞があります。教員が各学生を採点して、受賞者を決めます。採点には4つの項目があり、それぞれ5点満点で採点し、合計得点の高い学生が受賞する、といった感じです。4つの項目はこちらです。
- スライド
- 論理性
- 発表態度
- 質疑応答
採点結果は後日 各学生にフィードバックされます。フィードバックされた結果を、プレゼン能力の向上に役立ててもらおう、というわけです。
4年生の皆さんは発表準備・発表練習に励んでいると思います。わたしの各項目の採点ポイントを示しますので、準備・練習をするときの参考にしてください。各ポイントを満たすと、それぞれの項目で点数があがり、すべて満たすと満点、といった感じです。
スライド
- 文字の大きさが適切か (特に、小さすぎるとダメ)
- 文字だけでなく図・表・絵・写真などを使って、分かりやすくしているか
- 文字などのデコレーションは適切か (装飾しすぎてもダメ)
- 一つのスライドに内容を盛り込みすぎていないか
- 専門用語に簡単な説明を入れているか
論理性
- スライド間のつながりがあるか
- 背景 (問題点など) から研究目的までの流れが明確か
- 研究目的に対する研究方針が妥当か
- 結果に対する考察が妥当か
- 研究目的に対する結論になっているか
発表態度
- 声量は適切か
- 無駄な言葉 (えー、おーなど) を発していないか
- 話すスピードは適切か
- 聞き手を向いて話しているか
- レーザーポインタ・指し棒の使い方が適切か
- 無駄な動きをしていないか
- ジェスチャーなどで分かりやすく伝えようとしているか
質疑応答
- 質問を聞き、理解しようとしているか (質問を聞きながらページ送りをしてはダメ、質問を聞き返すのはOK)
- 質問に対する回答になっているか
- 質問に過不足なく回答しているか
ポイントを見ると分かるとおり、採点ポイントに研究成果は含まれていません。卒業研究において、思うように実験・シミュレーションが進められなかった人も、ぜひ発表会で頑張ってください。
ちなみに、今回の採点ポイントはあくまでもわたしのポイントですので、他の先生方は異なることがあります。ご了承ください。
以上です。
質問やコメントなどありましたら、twitter, facebook, メールなどでご連絡いただけるとうれしいです。