研究室を選ぶことも、研究室が決まってから卒業するときに入ってよかったといえるよう頑張ることも大事

明治大学応用化学科の3年生は、4年生で配属する研究室を選ぶシーズンです。ぜひ皆さんが入りたい研究室に入ってくれることを祈っています。ただ、研究室にはそれぞれ定員がありますので、全員が第一希望の研究室に入るということは非常に難しいです。さらに、ある研究室の定員内に入れる確率が、その研究室を希望する他の学生にも依存します。不確定要素が多い中で、希望の研究室を選ぶことになります。他の人の影響がありますので、人気が高く希望者が多い研究室ほど、入りにくくなるわけです。

ちなみに私が学生のころは、研究室選びのときに定員をオーバーした研究室では、じゃんけんで入る人を決めていました。運の要素が強かったです。

もちろん研究室選びは大事です。いろいろな研究室を見ながら検討して欲しいと思います。一方で、第1希望の研究室でなかったとしても、研究室が決まってから卒業するまで、その研究室に入ってよかった! と思えるような生活を送ることも大事と思っています。

例えば、きれいな満月を毎月見たい! と考えているとします。その日にお月さまが見えるかどうかは、天候に左右されます。人が天候を決めることはできませんので、満月であったとしても、きれいに見えるかどうかを自分ではコントロールできません。一方で、満月が見えるときに天体望遠鏡と拡大撮影カメラで、撮影しておいて、毎月それを見ることならば、なんとかなりそうです。もちろん、天体望遠鏡とカメラを手に入れるためのお金などで頑張る必要はありますが、自分でコントロールできる範囲です。頑張り方として、雲がでないようひたすら祈るよりも、よさそうです。

このように、自分のコントロールできる範囲に力を注ぐとよいと思います。

研究室選びでは、もちろん自分でコントロールできる部分はゼロではありませんので、しっかりと研究室を調べることに力を注ぐとよいと思います。ただ、すべてをコントロールできるわけではありませんので (私のときはじゃんけんでした) そこに 100% かけて悩むよりも、研究室に入ってから、それが正解だったといえるようなことに力を注いだほうがよいかな、と思っています。

自分でコントロールできる割合を考えて目標を設定したり注力したりするほうがストレスレス!
目標を設定したり、それに向けて頑張ったりすることはあると思います。そのとき、特に他人が関わってきたり自然に関することだったりする場合に、自分でコントロールできる割合を考えたほうが、ストレスが少なくなったり、反省の仕方がうまくなったりするとい...

 

ちなみに、隣の芝生は青く見える、といったように、他の研究室のことは、あまり気にしなくてよいと思います。

最初にも述べましたように、三年生の皆さんが入りたい研究室に入ることを祈っています。もし金子研を選んでくれて無事に入れた学生は、よろしくお願いします!

 

以上です。

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