学生を含む研究者は、たくさん論文を読むと研究のアイディアにつながると思います。
研究者は、研究成果が得られたら論文で研究成果を発表します。論文は研究成果の宝庫であり、また研究成果は何らかの研究アイディアに基づいて得られていることからも、研究のアイディアの宝庫とも言えます。
ゼロから新しい研究アイディアが出てくるわけではありません。これまでの研究成果、研究のアイディアに基づいて、次のアイディアが出てきます。自分の中にこれまでの研究アイディアが多いほど、次の研究アイディアが出やすくなります。たくさん論文を読むことで、自分の中に研究アイディアが蓄積されていきますので、次の自分の研究アイディアも出やすくなるわけです。論文の読み方はこちらを参考にしていただければと思います。
研究のアイディアの量は、読んだ論文の数に比例する、といっても過言ではありません。
また、自分が論文を書く時にも、これまで読んだ論文が参考になります。研究背景・イントロダクションに引用できることはもちろんのこと、論文の書き方としても参考になります。もちろん丸パクリはダメですが、論文の構成や表現の仕方や図表の効果的な使い方など、参考にすると良いでしょう。
もちろん、論文の中には良い論文も悪い論文もありますが、まずは数を読むことが重要と考えます。徐々に、論文を見る目も養われるでしょう。まずは1日1論文を目指してみるというのも良いと思います。例えば、午前中は論文を読む (午後はデータ解析・機械学習、夕方は論文執筆など) とすれば、難しくはないと思います。たくさん論文を読んで、研究アイディアを蓄積し、次のアイディアを出すとともに、そのアイディアで研究成果が出たら、自分の研究成果を効果的に発表するように論文執筆もしていきましょう。
以上です。
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