2018年3月2, 3日に開催された第7回超異分野学会 本大会~人とは何か、そして人を取り巻く研究へ~ (The Hyper-interdisciplinary Conference 2018 – Research of the human, by the human, for global happiness – ) に参加して、データ化学工学研究室で行われている研究を紹介するポスター発表 「装置における測定困難な対象をリアルタイムに推定する人工知能の開発、分子・材料設計への応用」 をして参りました。
“超異分野学会” という名の通り、いろいろな分野の発表がありました。高校生・中学生の発表も!
ちなみにセッション・パネルディスカッションは以下の通りです。
- 経営学とテクノロジーを活用する、100年続く組織づくり
- スマートアグリ導入で変わる農と食
- センシングで紐解くヒトの深層情報
- 変人を科学する:変差値が高い人と低い人。人は変人でいつづけることができるのか?
- 大廃業時代の町工場戦略
- シグモイド曲線の向こう側〜科学技術で地域に世界一のネタを作り出す〜
- 未知なる海から新たな価値を汲み上げる
- 知識社会における働き方改革とイノベーションを生み出す方法
- ヒューマノーム研究、始まる
- 最前線の教育現場から想像する、これからの創造的な人材育成
- -火星への人類100万人移住計画- 構想発表とディスカッション
- ロボットがあたり前になる社会~普及の決壊点はどこか、ヒトや社会はどう変わるのか~
- ロボティクスが切り拓く近未来の日本農業
- “サステイナビリティ感覚“とは?ーSDGs実現を目指すための産業界・行政・アカデミアによる人材育成ー
また口頭発表 (受賞講演) のタイトルはこんな感じです。
- アリの社会における順位が生み出す秩序の解明
- ヒトiPS細胞由来肝細胞を用いた新規B型肝炎ウイルスin vitro感染評価系の開発
- 海洋生物由来天然化合物による概日リズムの制御
- マウス多能性幹細胞と始原生殖細胞の代謝特性制御とその生理的意義の解明
- 研究者ネットワークマイニングによる融合研究領域形成の予測
- アレルギーを腸から改善するT細胞分化系 〜腸内細菌叢結合ダイナミックスの数理モデル構築と数理解析〜
- 進化型深層学習によるユーザの感性推定機構を有する対話型絵本の提案
- ヒト由来毛乳頭細胞スフェロイドに対する育毛剤・抗がん剤成分の効果
- 細胞増殖制御を介した機能調節可能な遺伝子治療法の開発
- 研究コーチの効果測定
文系・理系、関係ない感じですね。まさに超異分野です。
企業の方々の参加者も多く、企業間、大学間、企業と大学、をマッチングする場、という意味合いもある学会です。800人以上が参加されたとのことで、満員のセッションがあったり、ポスター会場もたくさん人がいたりで盛り上がっていました。
ポスター発表・ディスカッションを通じて、企業の方々、大学の方々、いろいろな研究機関の方々とつながりもでき、有意義な話し合いもできました。これからコラボレーションが始まりそうな感じです。
来年は、興味のある学生にポスター発表をしてもらおうと考えています。アカデミックの方々は無料で参加できますので、興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。
ちなみに、ちゃっかりポスター賞を受賞していました。
以上です。
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