今回は、One-Class Support Vector Machine (OCSVM) についてです。OCSVM は SVM を領域推定問題に応用した手法であり、外れ値・外れサンプルを検出できたり、データ密度を推定できたりします。データ密度により、モデルの適用範囲・適用領域を設定することも可能です。
モデルを作るのにサンプル数はいくつ必要か?に対する回答~モデルの適用範囲・モデルの適用領域~
統計だったり機械学習だったりニューラルネットワークだったり、データを使ったモデルの開発をしていますと、 いくつサンプルがあったらモデルはできますか? ってよく聞かれます。今回はこの質問に答えながら、モデルの適用範囲・モデルの適用領域について...
そんなOCSVMについて、pdfとパワーポイントの資料を作成しました。OCSVM の具体例や計算方法について説明されています。pdfもスライドも自由にご利用ください。
pdfファイルはこちらから、パワーポイント(pptx)ファイルはこちらからダウンロードできます。
興味のある方はぜひ参考にしていただき、どこかで使いたい方は遠慮なくご利用ください。
OCSVM の概要
- サポートベクターマシン (Support Vector Machine, SVM) を
領域推定問題に応用した手法 - SVM では2つのクラス (1のクラス・-1のクラス) があったが、OCSVM では1クラスだけ (すべてのサンプルが同じクラス)
- データ密度を連続的に推定できる
- カーネルトリックにより非線形に拡張可能
- 外れ値検出・外れサンプル検出や、モデルの適用範囲の設定に応用される
外れ値検出 (Outlier Detection) もしくは 外れサンプル検出 (Outlier Sample Detection) ~他の値・サンプルと大きく異なる値・サンプルを見つけよう!~
今回は、外れ値検出 (Outlier Detection) もしくは 外れサンプル検出 (Outlier Sample Detection) についてです。他の値と大きく異なる値を見つけたり、他のサンプルと大きく異なるサンプルを見つけたりす...
モデルを作るのにサンプル数はいくつ必要か?に対する回答~モデルの適用範囲・モデルの適用領域~
統計だったり機械学習だったりニューラルネットワークだったり、データを使ったモデルの開発をしていますと、 いくつサンプルがあったらモデルはできますか? ってよく聞かれます。今回はこの質問に答えながら、モデルの適用範囲・モデルの適用領域について...
スライドのタイトル
- One-Class SVM (OCSVM) とは?
- SVMのおさらい:マージン最大化
- SVMのおさらい:サポートベクター
- SVMのおさらい:スラック変数の導入
- SVMのおさらい:最小化する関数
- OCSVMの考え方
- 原点からの距離で大丈夫?
- 高次元空間で考える
- マージンの最大化
- 原点付近にサンプルがあるときは?
- 一緒に最小化
- 重み w と b を求める
- 偏微分して0
- 二次計画問題
- 直線の式を求める
- G の変形
- カーネル関数の例
- OCSVMのまとめ
- OCSVMの使い方
- ν, γ の決め方
以上です。
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