データ化学工学研究室 (金子研) では、以下の本を学生たちに一人一冊差し上げて、文章力やプレゼン力や英語力を高めてもらっています。
- 「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール https://www.amazon.co.jp/dp/4062573873
- 「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック https://www.amazon.co.jp/dp/4062574438
- 「説得力」を強くする 必ず相手を納得させる14の作戦 https://www.amazon.co.jp/dp/4062579197
- カーネギー話し方入門 文庫版 https://www.amazon.co.jp/dp/4422101099
- 英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる https://www.amazon.co.jp/dp/4048688634
このような本を読むことで、文章作成やプレゼンテーションの資料作成、実際のプレゼンテーションのテクニックが身につくと思います。ちなみに文章と発表の違いはこちらの通りです。
テクニックが身についた後に大事になるのが、想像力と考えています。
文章を作成するとき、
- 作成した文章を読むのはどのような人か?
- どのようなバックグラウンドをもっている人か?
- 何を目的にして文章を読んでいるのか?
- どうすれば分かりやすい、読みやすいと感じてもらえるか?
- どうすれば文章を読んだ人に、こちらが期待する行動をとってもらえるのか?
これらを想像する必要があります。プレゼンテーションの資料を作成するときや実際のプレゼンテーションをするときも同じで、
- 発表を聞く人はどのような人か?
- どのようなバックグラウンドをもっている人か?
- 何を目的にして発表を聞いているのか?
- どうすれば分かりやすい、聞きやすいと感じてもらえるか?
- どうすれば発表を聞いた人に、こちらが期待する行動をとってもらえるのか?
これらを、しっかりと想像する必要があります。
想像力のベースとなるのは自分の体験と思います。これまで読んできた文章や聞いてきた発表を踏まえて、この文章は読みやすくわかりやすい、とか、この文章はこうした方がよりわかりやすくなるのに、とか、この発表は聞きやすくわかりやすい、とか、この発表はこうした方がよりわかりやすくなるのに、とかについて考えておくとよいです。
ただ、全て自分で体験できるわけではありません。また、他人は他人、自分は自分ですので、自分がわかりやすいことが、他人もわかりやすいとは限りません。自分と異なるバックグラウンドの人もいます。そのため、さらに想像力を働かせる必要があります。
そこで参考になるのは、他の人が自分の文章を読んだときの感想や、発表聞いてもらったときの感想です。ここが分かりにくかった、とか、こうした方がいいんじゃないか、とか、そのような指摘は自分とは異なる人からの指摘ということで、アドバイスとして素直に受け取るのがよいです。少なくともその人はそのように感じたわけで、そのような人も中にはいらっしゃる、ということです。文章や発表資料、発表の仕方に反映させるとよいと思います。
そういった感想を言っていただける人がいる環境をつくっておくとよいですね。
以上です。
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