高橋信, 「マンガでわかる統計学」, オーム社, 2004
オーム社: https://shop.ohmsha.co.jp/shopdetail/000000001683/
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4274065707
データ解析・機械学習をするときに、統計学は事前に学習すべき学問の一つです。扱うデータの種類として、どのようなものがあるかを把握しておく必要がありますし、データセットが与えられたときに、その内容を概観するためには統計学の知識が不可欠です。この本により、データ解析や機械学習を始める前に最低限必要な知識を学習することができます。
今回紹介する統計学の本は、タイトルにある通り、マンガでわかりやすいです。「マンガで・・・」 と書いてあると内容が薄そうに感じられるかもしれません。もちろん、いわゆる統計学の専門書と比べると、本において扱われる内容は絞られています。
ただ、データ解析や機械学習を始めるときに最低限必要な内容は含まれています。中学レベルの数学知識を基本としていますので、そもそもデータって何?という方でも、読み始めることができます。さらにマンガでわかりやすいです。
サクッと読むのであれば、数時間で読めると思います。データ解析・機械学習の勉強をはじめるときに自分の知識を確認したり、高校の数学や大学1, 2年生の数学をおさらいしたりするためにも、読むとよいと思います。
「マンガでわかる統計学」 では、データ解析・機械学習に関連する内容として、主に以下のことを学べます。
- 母集団、標本
- カテゴリーデータ、数値データ
- 階級、度数、相対度数
- 平均値、中央値、標準偏差
- 基準化 (標準化)
- 確率密度関数、正規分布、標準正規分布、
- カイ二乗分布、自由度 (、t分布、F分布)
- 相関係数、相関比、クラメールの連関係数
- 独立性の検定 (、相関比の検定、無相関の検定、母平均の差の検定、母比率の差の検定)
- 検定の手順、有意水準、帰無仮説、対立仮説、P値、同一性の検定
以上です。
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