ポスター賞を取るために心がけること

研究成果を発表する形式として、口頭発表やポスター発表があります。多くの学会では、主に学生や若手研究者に向けてポスター賞を設けていることが多いです。就職活動や自己アピールの際に受賞歴はいくらあっても役立ちますし、後から受賞を積み重ねることはできませんので、ポスター賞がある場合には可能な限り受賞しておくのが良いと考えます。

以前にもポスター賞について書きましたが、

優秀ポスター賞をとるために~ポスター作成の3つのコツと、ポスター発表の3つの工夫~
学会発表の形式として、大きく分けて口頭発表とポスター発表があります。口頭発表では、発表者がこちらの流れにそって研究発表を行います。今回はポスター発表についてです。多くの学会では、ポスター発表における優秀な発表に対して、ポスター賞が設けられて...

 

ここでは補足として、ポスター賞を取るために注意した方が良い点を記載します。

 

1. 要旨もしくは概要を丁寧に書く

基本的に、審査員は要旨や概要などの事前に確認できる情報で予習してからポスター審査を行います。要旨で研究内容を正確に審査員に伝えられれば、その後のポスター発表も聞きやすくなりますし、何より要旨の質が高いとポスター自体の印象も良くなります。

 

2. ポスターの文字の大きさを大きめにする

ポスターを見たときの第一印象は非常に重要です。文字が小さいと読みにくく、分かりにくいという印象を与えてしまいます。多少大きめの文字の方が分かりやすく、見やすい印象のポスターになります。

 

3. 相手に説明しやすいポスターにする

「ポスター」賞といっても、ポスターの見た目だけが審査対象ではありません。発表者の説明も非常に重要です。きれいなポスターを作成する意識だけでなく、実際にポスターを見ながら発表練習を行い、説明しやすい流れや配置になるようにポスターを工夫しましょう。

 

ポスター完成後、印刷したものを用いて、審査員が前にいることを想定し、コンパクトに説明できるよう練習することが大切です。また、質疑応答も想定して準備しておくと良いでしょう。

 

以上です。

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