どうしてデータ化学工学研究室(金子研究室)に共同研究の相談がたくさんくるのか?

2019年度も終わりに近づいていて、一年を振り返ってみたところ、今年度は 30 件くらいの共同研究の相談がありました。その中には実際に共同研究を進めている件や、契約書の調整をしている件も多くあります。いろいろと共同研究させていただけるのはとてもうれしいのですが、さすがに数が多くなってきて大変になっていまして。。。今相談を受けている件までで、新規の相談はストップしようかと思っていたり。

今回は、どうしてそこまで多くの共同研究の相談がくるのか、理由を考えてみます。

 

1. 研究内容・技術が相談しようと考えている課題にあっている

いろいろな企業や大学の研究室において、データを蓄積されてきたり、データを蓄積する機運が高まったりしています。そんな中で、金子研の分子設計・材料設計・プロセス設計・プロセス制御に関する研究内容や、データ解析や機械学習・人工知能についての技術が、企業や大学の研究室における課題にフィットしているのでしょう。

 

2. 幅広い種類のデータを扱っている

分子設計・材料設計・プロセス設計・プロセス制御の研究をする中でさまざまな種類のデータを解析しています。化学構造のデータ、材料のデータ、実験条件や結果のデータ、スペクトルのデータ、プロセスデータ、装置のデータなどです。分野的にも幅広いぶん、いろいろな研究をしている企業や大学や研究所から相談が来ます。実際に相談を受けたときも、その種類のデータなら扱ったことありますよ、となることがほとんどです。

 

3. 研究成果を出している

研究内容や技術が課題にマッチしていたり、いろいろなデータを扱った経験があったりするだけでなく、継続して研究成果を出しています。その中で最新かつ高い技術を蓄積しています。共同研究の相談を考えるとき、共同研究でもきっと成果を出してくれるだろう、と安心感があるのでしょう。実際、共同研究を進める中でも成果を出しており、共同研究をしている方々には、次の年から別の共同研究テーマになることもありますが、毎年継続していただいています。

 

4. 情報発信している

研究をしたり成果を出したり技術を蓄積したりしても、研究室の中だけにとどめていては、何もしていないのと同じです。こちら

404 NOT FOUND | データ化学工学研究室(金子研究室)@明治大学 理工学部 応用化学科
化学・工学データを使える知識に変える世界でたった一つの研究室

 

のように論文や学会で研究発表したり、こちらのように

記事一覧 | データ化学工学研究室(金子研究室)@明治大学 理工学部 応用化学科
化学・工学データを使える知識に変える世界でたった一つの研究室

 

記事として情報発信しています。これらの活動を通して、金子研を広く知っていただくようにしています。

 

5. 信用を貯めている

先ほどのリンクにあるように、継続して研究成果を出して発表していますし、このウェブサイトの記事も毎週2つは書いています。研究や情報発信を通して信用を貯めており、共同研究したときにもしっかりと一緒に研究してくれるだろう、と安心感があるわけです。

 

6. 金子研オンラインサロンで研究成果をシェアしている

金子研オンラインサロンにて

プロセス・マテリアルズ・ケモインフォマティクスオンラインサロン (金子研オンラインサロン) をやっています!
金子研の外部の方向けに、金子研主催で無料のオンラインサロンをはじめました。slackでやりまして、オンラインサロンのメンバー登録やサロン内での質問・コメントなどの活動、すべて無料です。2024 年 1 月現在、登録者 900 名です。 デー...

 

その都度、研究成果をシェアしています。論文とか、学会発表の資料とか、卒論発表会の資料とかです。共同研究関係の研究成果はシェアしませんが、それ以外の研究成果を知ることができます。共同研究前にも、詳しい研究内容を知ることができるわけです。

 

7. 東京都心から近いところにキャンパスがある

アクセスしやすいことも関係しているでしょう。

 

以上です。

質問やコメントなどありましたら、twitter, facebook, メールなどでご連絡いただけるとうれしいです。

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