よく、主成分分析(Principal Component Analysis, PCA) と比べられることが多い、独立成分分析 (Independent Component Analysis, ICA) についてです。
PCA ではデータを低次元化したり、互いに無相関な成分を計算したりします。ICAでもデータの低次元化をしますが、ICAでは互いに独立な成分を計算できます。そして、独立というのは、無相関より強力なのです。ICA はスペクトル解析・信号処理・プロセス管理で使われることが多いです。データセットから、互いに関連の無い変数・成分を計算したいときは、ぜひご活用ください。
ICA のpdfファイルはこちらから、パワーポイント(pptx)ファイルはこちらからダウンロードできます。
pdfもスライドも自由にご利用ください。
興味のある方はぜひ参考にしていただき、どこかで使いたい方は遠慮なくご利用ください。
ICA の概要
- 主成分分析 (Principal Component Analysis, PCA) は、説明変数 X から互いに無相関な成分 (主成分) を計算する手法
- 主成分は、寄与率の大きい順に並べることが可能
独立成分分析 (Independent Component Analysis, ICA) は、説明変数 X から互いに独立な成分 (独立成分) を計算する手法 - 独立成分は、どれも平等
- 独立は無相関より強力
- データセット内に外れ値があると、外れ値が強調されたような独立成分が抽出される
スライドのタイトル
- 独立成分分析 (ICA) とは?
- ICAの図解
- 無相関な変数 (成分) [数学的には p.25]
- 独立な変数 (成分) [数学的には p.25]
- 無相関と独立 [数学的には p.26, 27]
- ICAの問題設定 1/2
- ICAの問題設定 2/2
- 前処理としての主成分分析 (PCA)
- PCA を行うとどうなる?
- 前処理を2次元の図で表す
- 4次キュムラント
- 4次キュムラントの例
- 4次キュムラントの性質
- 4次キュムラントを最大もしくは最小にしてみる
- 4次キュムラントと独立性 式変形
- 4次キュムラントと独立性 性質
- 4次キュムラントと独立性 微分
- 4次キュムラントと独立性
- 独立成分の計算
- Lagrangeの未定乗数法
- w の決め方~不動点法~
- 不動点法のアルゴリズム
- 次の独立成分を計算する
- [参考] 数学的なこと
- [参考] 数学的な無相関・独立な変数
- [参考] 数学的な無相関と独立の関係
- [参考] 数学的な無相関と独立の関係
- [参考] 独立性の指標
以上です。
質問やコメントなどありましたら、twitter, facebook, メールなどでご連絡いただけるとうれしいです。