Datachemical LABは、ウェブブラウザ上で使用できる実験・製造データ解析のAI・機械学習クラウドサービスです。
方法・技術としてはデータ解析・機械学習・人工知能、応用的にはケモインフォマティクス・マテリアルズインフォマティクス・プロセスインフォマティクスの手法が搭載されています。このような単語を並べると、とっつきにくい、色々とたくさん学んでから使わないといけない、といったことを考える方もいらっしゃるかもしれません。ただ、Datachemical LAB はそのような初学者でも、もちろんプログラミングなしで使えるモノとして開発した経緯があります。その思いに基づいて、Datachemical LAB だけでなく周辺のサポートも拡充しています。
では、データ解析・機械学習・人工知能の初学者でも、なぜ Datachemical LAB を使いこなせるのでしょうか。
1. ビギナーモードがある
そもそも Datachemical LABには、初学者用にビギナーモードがあります。
学び始めの頃は、専門的なキーワードをすべて覚えているわけではなかったり、操作の意味や流れについて把握していなかったりすることもありますが、ビギナーモードでは各セクションの説明があったり、キーワードや設定項目の意味、設定の方針に対する丁寧な説明が表示されます。
初学者でも、一つ一つ理解しながらデータ解析・機械学習を進められます。
2. 操作性が高く使いやすい
実際に Datachemical LAB を使用する現場の方の視点から使いやすいことはもちろんのこと、ユーザーインターフェース (User Interface, UI) の専門家とタッグを組んで Datachemical LAB を開発していることから、普段データ解析・機械学習をしていない方、もしくはプログラミングを全くしたことがない人でも、直感的に操作できるようになっています。
本当にサクサク操作・実行できるため、私の講演中でも、データ解析・機械学習をしてみたり、いろいろな設計を実際に行ったりすることができます。
3. 活用のための解説動画がある
もちろんビギナーモードで確認しながら操作自体はできますが、各項目の設定のコツや解析結果の見方など、いわゆる かゆいところに手が届く動画も利用できます。動画を見ながら Datachemical LAB でデータ解析・機械学習を実施してもよいですし、自分で実施した内容を動画で確認するといった使い方もできます。
4. データ解析・機械学習で嘘をつけない仕組みになっている
実験・製造データは基本的に少数であり、少数のデータをもとにしてデータ解析・機械学習をする必要があります。データ数が小さい場合、大量のデータを扱う場合より注意深くデータ解析・機械学習をしなければ、一見正しそうでも誤った結論を導いてしまい、データから嘘をつくことになってしまいます。より慎重な対応が求められます。小さなデータセットには大きな問題があります。
そして、データに嘘をつかないようにデータ解析・機械学習をする必要があります。
Datachemical LAB は、初学者でもデータに嘘をつけないような仕組みになっています。そのため、現実とかけ離れた、一見 素晴らしく見えるが嘘の結果は出てきませんし、次の実験を設計したり、プロセスを運転したりするときに、実際やってみたら全然違った、といったような信頼をなくすような結果は出ないことになります。
5. 実践的な練習問題がある
実践的な練習課題とその模範解答があります。
初学者から、練習問題を Datachemical LAB で解いていくことで、レベルアップできます。もちろん、練習問題とはいえすべて実践的な内容であるため、練習した内容をそのままご自身のデータを用いた解析・機械学習に展開できます。
6. メールやチャットで問い合わせできる
Datachemical LAB の操作における不明点はもちろんのこと、データセットの不明点やお手持ちのデータセットの解析における不明点や Datachemical LAB の実行結果の不明点など、いただいた質問に対して的確にお答えするユーザーサポートが充実しています。Datachemical LAB を使いこなせないのではないか、、、といった心配は全くなく、ご安心して利用できます。
以上のように、Datachemical LAB をデータ解析・機械学習・人工知能の初学者が用いても、まったく問題ありません。今後も、初学者だけでなく中級者や上級者向けの新機能を追加していく予定です。引き続きよろしくお願いいたします。
以上です。
質問やコメントなどありましたら、X, facebook, メールなどでご連絡いただけるとうれしいです。