文章が書ける人と書けない人の違い~読んだ量・書いた量・想像力~

職業柄、もちろん論文や本やブログなどで自分でも文章を書きますが、学生の文章を添削することもします。学生のなかには、最初からうまく文章を書ける人もいれば、最初はあまりうまく書けず、だんだんとレベルアップする人もいます。

その辺りの違いについて考えるのですが、結局は

 

  • 読んだ量
  • 書いた量
  • 想像力

 

の違いかな、と思います。

まずは良い文章や悪い文章をたくさん読んで、どんな文章であれば分かりやすいか、分かりにくいかを考える、といったトレーニングが重要といえます。そのため本や論文などたくさん読む必要があります。ここで学んだ書き方や論理展開などを、自分が文章を書くときにも活用します。

もちろん実際に書くことで実践することも大事です。たくさん書いて、これまで学んだことを実践すれば、そのぶん書くのは上手くなります。

書くときに重要となるのは、想像力を働かせて相手に分かりやすい、伝わりやすい文章にすることです。想像力については文章を書くときだけでなく、プレゼンのときも重要です。

研究以外でも基礎となる汎用的な力は想像力
創造力も大事ですが、ここでは想像力のほうです。研究スキル・研究能力を構成する力は、こちらに書いたとおり色々ありますが研究に限らず汎用に使える、基本的な力として押さえておきたいのは想像力です。たとえばプレゼンテーションをしたり質問に回答したり...

 

この想像力を鍛えるという点でも、たくさんの文章を読み込むことは大事と言えます。

要旨、レポート、報告書、論文など、研究する上で文章を書くことは避けて通れません。ぜひ、読む量を増やし、書く量を増やし、想像力を働かせながらよい文章を作っていただけたらと思います。

 

以上です。

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